works #1INNOVATION(イノベーション)

無人航空機による災害支援を目指したイノベーション
(2019年度 福島県地域復興実用化開発等促進事業補助金が採択)

これまで2018年度までに翼長4m、自動制御試験において100㎞を実現し、制御装置・推進装置・各種システム構築を行ってきた。大規模な災害発災時に、より迅速に広域の情報を収集するために、巡航距離の長距離化(2000㎞)、巡航高度の高高度化(20000m)、巡航時の高積載化(燃料以外に10㎏)を目指し、災害被災地の情報を収集し続けるシステム構築を目指します。
そのためには、以下①~③を行います。

①衛星通信を活用した長距離無人航空機(固定翼)の構築
②空間情報データの収集・解析システムの確立(SfM)
③地上支援システムの構築

航続距離100~1,000kmの長距離無人航空機による災害情報分析の研究開発を行っています。
大規模災害発災直後の人命救助とその後の救援・復旧作業に貢献するべく、長距離無人航空機を活用して、被災地情報を迅速に収集・分析できる災害支援情報インテリジェントオペレーションシステムの研究開発が進行中です。

2018年8月、本試験機自動飛行試験100km成功!

2018年8月26日~8月31日の本試験は、JAXA大樹宇宙実験場が隣接する北海道大樹町多目的航空公園で実施した。この試験では、翼長4,000㎜の飛行試験エンジン機による100km自動制御飛行を実現することをミッションとしていた。燃料は3リットル、1,000mある滑走路から出発し、約3,000mの周回を30周以上周り、自動制御100kmを実現することができた。

本試験で使用した飛行試験エンジン機(翼長4m)
試験機が飛行している様子
中継装置を搭載した車両
格納庫で調整をしている様子
コックピットの運用

衛星通信を活用した長距離無人航空機の実用化に向けて、
福島ロボットテストフィールド(福島県南相馬市)及び周辺施設を量産化拠点として計画を開始

翼長10mの大型無人航空機
飛行しているイメージ
グローバル衛星通信のカバレッジ(通信範囲)
実用化・量産化拠点 福島ロボットテストフィールド(福島県南相馬市)
グローバル衛星通信の衛星イメージ

works #2OPERATION(オペレーション)

東日本震災復興に向けた取り組み

2011年3月11日に発生した東日本震災の復興支援の一助となるべく、福島ロボットテストフィールド(福島県南相馬市)にて、長距離無人航空機を活用した大規模災害対策システムの研究開発を進めています。
今後30年内発生率80%と言われる南海トラフ巨大地震への備えとして「福島から学ぶ」姿勢で研究開発に臨みながら、これを東日本震災で甚大な被害を受けた福島県南相馬市にて取り組むことで、地元雇用の創出や地域経済の活性化につなげていきます。

南相馬市での取り組み1

2019.09.03 福島ロボットテストフィールド研究棟研究室第一次入居者として活動開始。
陸・海・空のフィールドロボットを主対象に、実際の使用環境を拠点内で再現しながら研究開発、実証実験、性能評価、操縦訓練等を行うことができる、世界に類を見ない一大研究開発拠点である「福島ロボットテストフィールド」の全面開所前に先行して供用開始された研究棟研究室の第一次入居者として、9月より現地での活動を開始しました。
今後は、復興関連補助事業を通して、衛星通信を活用し長距離無人航空機による大規模災害対策システムの研究開発と製造・整備工場の設置を進めてまいります。

RTFで研究開発中の長距離無人航空機

南相馬市での取り組み2

2019.10.17 東日本台風(令和元年台風19号)被災現場調査
東日本台風と名付けられた令和元年台風19号では、記録的な大雨により多数の河川が氾濫し、南相馬市内の川の堤防決壊や山の土砂崩れ等の甚大な被害が発生しました。
テラ・ラボは、かねてより開発を進めていた「ドローンを活用した広域災害情報収集クラウドシステム」を提供し、地元企業等と連携して撮影をした市内各所の被害現場の空撮映像を地図上で一元管理できる体制を構築して、市の災害対策本部で状況報告を行いました。
被災現場の中には大きな土砂崩れが発生した地域があり、今後、その地域で更なる土砂崩れが発生しないかの兆候を発見するために、航空測量技術等を用いたドローンによる定点観測と土砂崩れ現場の三次元モデルの生成を継続して行っています。

ドローンを活用した広域災害情報収集クラウドシステム

土砂崩れ現場の様子 2019.10.26
土砂崩れ現場の空撮映像 2019.10.26
土砂崩れ現場の3Dモデル

ドローンを活用した広域災害情報収集クラウドシステムの運用(社会実装に向け)
調査名 :令和元年台風第19号 南相馬市被災状況ドローン空撮調査
調査日時:2019年10月17日(木)9時~16時 ※一部継続的に調査を実施
調査場所:福島県南相馬市全域

ドローンによるデータ収集~解析のタイムライン
2019年10月16日(水)
・南相馬市長から参集依頼
・夕方5事業者参集、調整

2019年10月17日(木)
9:00-16:00各事業者空撮
16:00-17:00映像データを集約、三次元データ解析(簡易)
17:00-19:00映像データをクラウドへアップロード、三次元データ解析(高度)
19:00-24:00WEBアプリケーション化、順次公開

2019年10月18日(金)
9:00災害対策本部に報告
※継続的な定点観測は現在も続けている。


① 広域ドローン空撮動画共有システム(27か所の映像データ共有、一部映像無)

https://arcg.is/1SfOqu

② 土砂流出現場の情報集約

https://arcg.is/0r0bGH

③ SfM技術を活用して被災箇所のGISデータ化(オルソ画像×3回計測、DEM×3回計測、計6つのGISデータ)

https://arcg.is/0aSSbj

④ Lidarによる土砂流出箇所の断面

https://terralabo2019.maps.arcgis.com/apps/MapTour/index.html?appid=ca9f842bd785490d9f8eaf8a9eb91e67

⑤ Lidarによる点群データのクラウドGIS化

https://arcg.is/nmPym

南相馬市での取り組み3

2019.12.16 南相馬市と福島イノベーションコースト構想実現に向けた連携協定締結
テラ・ラボと南相馬市は、東日本大震災空の復興に向け、浜通り地域等に新たな産業の創出を目指すために取りまとめられた「福島イノベーション・コースト構想」実現に向けた取り組みとして、「近未来技術の社会実装化に関する事項」等について協定を締結しました。
今後は、南相馬市や地元企業と連携し、地域の将来を担う若手人材の育成や「ロボットのまち南相馬」の推進に努めていきます。

【東日本大震災復興支援とテラ・ラボの今後】
テラ・ラボでは、創業当初より、南海トラフ巨大地震への備えとして長距離無人航空機機体とその利活用方法の研究開発を進めてきました。
2019年2月、福島東日本大震災で甚大な被害を受けた南相馬市に足を運ぶ機会があり、現地で復興に向けて力強く歩を進めている様子と未だ復興が進まぬ現実を目の当たりにしました。
東日本大震災発災直後、現地では何が起こっていたのか、危機対策のタイムラインでは、どのような対応がなされたかを学び、南海トラフ巨大地震が起きてしまった際にその知見を役立て、研究開発を進めている衛星通信を活用した長距離無人航空機による大規模災害対策システムの完成を急いでいます。
「福島で何ができるか」、福島イノベーション・コースト構想に参画し、福島ロボットテストフィールドに集まるベンチャー企業や地元企業と連携してイノベーションを起こすことで、新たな産業の創出・地域経済の活性化・地元の将来を担う若手人材の育成と登用を通じて、東日本大震災の復興支援に貢献します。

テラ・ラボ、南相馬市連携協定締結式の様子

特性に応じた無人航空機による多様なオペレーション

急速に拡大する産業ドローンの分野において、オペレーターの技術レベルや安全面の課題を解決するために、
整備・点検、測量等、様々なニーズに応える空撮サービスや三次元モデル生成等、無人航空機の特性に応じたオペレーションを提供します。

浸水被害報告

2017年7月12日|愛知県小牧市

要救助者捜索訓練

2017年10月18日|京都府京丹後市

鳥獣対策捕獲調査

2018年1月15日|岐阜県郡上市

使用機材一覧

Trinity

重量:4,500g/翼長:2,394mm/飛行時間:最大60分/飛行距離:70km/飛行速度:最大61km/h/積載量:最大550g
Matrice210RTK

重量:5,150g/対角線サイズ:643mm/飛行時間:最大32分/最大伝送距離:4,000m/飛行速度:最大65km/h/対応カメラ:X5S、XT、Z30
Inspire2

重量:3,440g/対角線サイズ:605mm/飛行時間:最大27分/最大伝送距離:4,000m/飛行速度:最大94km/h/対応カメラ:X5S、X7
Matrice600Pro

重量:9,500g/対角線サイズ:1,133mm/飛行時間:最大32分/最大伝送距離:3,500m/飛行速度:最大65km/h/対応カメラ:Lidar
Phantom4Pro Obsidian

重量:1,388g/対角線サイズ:350mm/飛行時間:最大30分/最大伝送距離:4,000m/飛行速度:最大72km/h/カメラスペック:静止画20M、動画4K-30P
MavicPro Platinum

重量:743g/対角線サイズ:335mm/飛行時間:最大30分/最大伝送距離:4,000m/飛行速度:最大65km/h/カメラスペック:静止画12M、動画4K-30P
YellowScan Surveyor Ultra

レーザー:Velodyne Lidar VLP-32C クラス 1/波長:905nm/最大レンジ:200m/典型的な動作高度:10?120m/精度:5cm/正確度:10cm/注:標準的な後処理で最適化が可能/スキャナー視野角(FOV):360°/60 万ショット/秒/マルチエコー技術:1ショットあたり最大2エコー/220 チャンネルGNSS:GPS、GLONASS、BeiDou/RTKとPPKモードが利用可能/動作温度(℃):-10℃~+40℃
MicaSense RedEdge-M

マルチスペクトラルカメラ
可視から赤外までの5バンドの帯域センサを内蔵し、人間の目には見えない近赤外線やレッドエッジと呼ばれる波長の光の反射を検知でき、植物の生育状況の把握、病気の発見、収穫時期の予測など、精密農業に役立つ。
ZenmuseXT

高感度(50mk)、640/30 fpsの赤外線イメージを撮影。放射測定、分析、テレメトリ(遠隔測定)において正確性の高い温度測定が可能
ZenmuseZ30

30倍光学ズームと6倍デジタルズームを搭載した、総合倍率最大180倍の空撮ズームカメラ。携帯電話基地局、風力タービン等、調査が可能
ZenmuseX7

Super35mmセンサーを搭載、6K CinemaDNGと5.2K Apple ProResに対応。24 MP静止画を20 fps連続RAWバースト撮影が可能。4つの単焦点レンズ(16・24・35・50mm)を採用
ZenmuseX5s

Micro 4/3センサーを搭載、5.2k動画を30fps、H.264を使用して4k動画を60fpsH.265を使用して4k動画を30fps、2,080万画素のDNG画像を20fpsで撮影可能

works #3EDUCATION(エデュケーション)

業務用無人航空機の操縦士を育むエデュケーション

オペレーション経験の長い操縦士がサポートをしながら、安全にフライトを行うための学科・実技(屋内・屋外)の講習を行います。
国土交通省航空局に認定された無人航空機講習団体として、あらゆる状況にも対応できる高度ドローンオペレーター育成プログラムを運用します。

株式会社テラ・ラボは国土交通省航空局ホームページに掲載する無人航空機の講習団体です。

※許可承認時に様式3及び無人航空機を飛行させる者の追加基準への適合性を示す書類の提出に代えて、講習団体等が発行した技能認証の写しを提出する場合は、「発行した団体名、操縦者の氏名、技能を確認した日、認証した飛行形態、対象となる無人航空機の種類」が記載された証明書等を申請書類とともに提出できます。

works #4CONSULTATION(コンサルテーション)

無人航空機の運用に向けたコンサルテーション

自治体における先進的な無人航空機の運用に向けたコンサルテーションを行います。
都市において、先進的な無人航空機の利活用はさらに発展することが見込まれているため、産官学連携を強化し、安全確保をしながら、新しい技術やサービスが醸成されるような社会基盤の整備と新産業の発展に寄与します。

1.国内のドローンビジネス市場規模の予測

2.ドローンビジネスのサービス市場における分野別内訳

3.ドローンビジネス市場のロードマップ